噛み癖のあった我が子
生後半年から2年ほどまで花ちゃんは噛み癖が少々ありました。
本気噛みをしたこともありますし、カッとなるとすぐに口が出るタイプです。
おやつも手からあげると手ごとガブリと噛んでくれました。
出血することも多く、父親は一度花ちゃんが遊んでいたおもちゃを取って一緒に遊ぼうとしたら本気噛みされて4針縫ったこともあります。
その時の明らかに間違ったしつけ
ネットからの情報で「革手袋をして噛み遊びをしてやると痛くないし子犬も噛み方を覚える」というものがありました。
これを鵜呑みににして革手袋をして花ちゃんの口に手を突っ込んだりしていました。
花ちゃんも革手袋の舌触りがいいのか、本気噛みです。
痛くはありませんでしたが、口の圧がすごい。
ある日、とうとう革手袋も貫通して噛まれたのでこの遊びは止めることにしました。
ところが花ちゃんは革手袋なしでも噛んでいいと勘違い。
これは飼い主が完全に悪いですね。
噛む力のコントロールができなくなって噛み犬となってしまいました。
正しいしつけで噛み犬脱出
その後ドッグスクールに通うことになり、そのことを伝えると「その遊びはする必要がない」と先生からキッパリ言われました。
「では、どうすればいいんですか?」と問うと、先生からは以下の注意点をチェックされました。
・噛まれたら痛くても指を喉の奥に突っ込む
・決して臆さない
・噛まれた瞬間に「痛い!」と叫んで遊びを中止する
・そして部屋を出ていく
これだけでしたが、「どれくらい部屋を出ていけばいいのか?」と聞くと「5分程度」と答えられました。
そして何より臆さない。
これが一番大事なのだと教わりました。それからもう一つ教わりました。
「花ちゃんは飼い主さんを舐めてますので『分からせ』てやってください」
「具体的には?」
「飼い主さんと喧嘩になった際、首輪を掴んで花ちゃんを引っくり返して馬乗りになって目を見ながら叱ってください」
本当かなぁ? と思いましたが過去に一度しかこれは花ちゃんにやっていませんが、噛んで花ちゃんが舐め腐ったときに首輪を両手で掴んで引っくり返して叱りつけました。
「だめでしょ!」
「くーんくーん」
鳴き声だけでこっちも泣きそうでしたが、心を鬼にして叱りつけました。
たった一度だけでしたが、花ちゃんは「こいつやべぇ」と思ったらしく、それ以来舐めた態度はとりません。
どこか一目置くような態度をとるようになったのです。てきめんでした。
それからたまに花ちゃんは興奮しやすい体質なのでおすわりやフセを学ばせました。
興奮するとフセをさせるというのもてきめんでした。
ほどなくして
花ちゃんは噛むことをやめて、飼い主の手を舐めるようになりました。
顔はヒゲが濃いためか嫌がって舐めてくれませんが、手だけは舐めてくれます。
気持ちいいのですが大型犬特有のよだれの濃さで指がベトベトになります。
人によっては「虐待」と取りかねない「分からせ」でしたが、結果オーライ。
綺麗事だけで済む犬飼いの世界ではないのでこれも大事だと思います。
全ての人がシーザー・ミランみたいであればいいのですが、
現実はそうもいかないのです。
以上、私の失敗談と成功体験でした。
皆様も楽しんで良いドッグライフを。ピッとブル太郎でした!