エッセイ

家族みんなで飼う

群れのリーダーは誰か?

犬を飼う際に意気込むのは良いが、一人違うしつけをしている人物が家族内にいたら大事である。
犬に対する号令も統一化し、しつけの方向性は予め決めておくべきだ。
一人でも違うことをすれば犬は混乱する。

よく、犬はリーダーを選ぶというが、犬種によっても、その子の個性によっても違うと考える。
舐めている人物くらい家族に一人はいるかもしれないが、人間だって好きな家族や嫌いな家族もいる。
全て人と同じというわけではないが、そういった考えもあるというのを忘れないでほしい。
どっちにせよ、しつけは家族で行うものだ。

お腹に乗せるのは良くない?

小型犬であればお腹に乗っている写真などを見ることがある。
これはその人を舐めているからよした方が良いという意見もきくが、結局はしつけ次第で変わる。
こんな話がある。

我が家の先住犬のシェリーはある日を境にうちの父親のお腹の上に乗るようになった。
家族は「この子は自分がリーダーと思っているのかな?」と考えてたが、
横暴な立ち振舞いもなく、眺めが良いから乗っているのだと思っていた。

しかし、三ヶ月後。
父親が胃がんがであることがわかった。
幸いにも進行をはやく見つけれたし、当時は胃カメラで胃がんを取ることはメジャーではなかったので、開腹手術となったが、父親はいまでもピンピンしている。
手術後、シェリーは父親のお腹の上に乗らなくなった。
これは、「シェリーはおとんを守っていたのだろう」ということで家族での美談となっている。
人間の主観であるから必ずしもそうであるかは不明だが、わたしはこれを信じている。
がんを探知する犬がいるのであれば、守ろうとする犬もいるのだろう。
そうなると、シェリーはリーダーを気取っていたのではなく、小さな番犬であったのだ。
よって、お腹に乗る子はひょっとしたら貴方の番犬なのかもしれない。

家族が不機嫌だと犬も不安がる

犬は人の感情を匂いで察知する。
これはシーザ・ミラン氏の言葉であるが、わたしもそう思う。
家族が仲良くしていれば、犬も居心地のいいのは確かだ。
幸せな匂いがするのだろう。
仲が悪ければ、ひょっとしたら仲を取りもとうとする子もいるかもしれない。
犬ってのはそういう生き物だ。
だから犬に不安を与えたくなければ、「家族のため」に飼うのはよしなさいと言いたい。
犬が好きだから飼うのです。

犬から学ぶ

我が家の花ちゃんのブリーダーさんですら、未だに犬に教えを請うことがあるという。
あんなに詳しいのに? と思うが、そうなのだという。
犬から学ぶことは、まだまだたくさんある。
だから、我々にできることは少しでも犬を可愛がり、お返ししてやることなのだ。

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いぬしょうぐんピッとブル太郎
いぬしょうぐんピッとブル太郎。 元オカルト系ライター。 普段思いついたこと、皆さんに情報を共有できそうなことをブログで発信していきます。

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