エッセイ

うちの子がはじめて演技した日の話

始まりは北海道旅行

家族で北海道旅行へ行こうということになり、花を子犬の頃からお世話になっているドッグスクールに預けることにした。

心配らしい心配といえば、当日までコロナに罹患しないか飛行機が落ちないか天気がどうかくらい。

どきどきしながら日々を過ごしていると、前日に花が足を痛がりだした。

気分は一気に落ち込む

「きゃ、きゃん!」

これが花が痛がったという悲鳴だ。

「きゃん!」

ではなく、

「きゃ、きゃん!」

という今思うとわざとらしい悲鳴であった。

慌てて病院へ。生きた心地がしなかった。

獣医から衝撃の一言

さて、花ちゃんは病院に着くとスラスタと歩き出した。

「え?」

という気持ちである。

獣医さんにみせる。レントゲン検査、触診、実際に歩かせてみるなどの検査を行った結果、獣医さんから初撃の一言。

医「痛がってるフリ」

私「痛がってるフリ」

医「かまってほしいだけ」

私「かまってほしいだけ」

わたしは顔を真赤にしながら帰宅、花ちゃんはぴょんぴょん飛んでいた。

自分だけ連れて行かれないを理解していた

バーニーズマウンテンドッグは賢い動物です。

花ちゃんは自分で置いていかれると思い、精一杯演技したのです。下手でしたけど。

犬は演技もたまにします。本当です。

それからドッグスクールにお預けして、帰宅後。

花ちゃんはぴょんぴょん飛んでお出迎え。

その後、3日間は甘えん坊さんになり、また素っ気なくなったのでした。

犬から学ぶことはまだまだ多い。

日々勉強させていただいています。

写真はコスプレさせられていた花ちゃん。顔が「たいくつ~」の顔。すまんかったな。

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いぬしょうぐんピッとブル太郎
いぬしょうぐんピッとブル太郎。 元オカルト系ライター。 普段思いついたこと、皆さんに情報を共有できそうなことをブログで発信していきます。

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